STEP5
顔の矯正

芦原先生
「じゃ大きく口を開けてください。はい戻して。カクって鳴るのは自分でも分かるはずなんですよ。もう一度説明すると、唇がこういう風に斜めになっている。さっき言ってたこのラインですね。どうですか?こうやって見て。左右違う感じって何となく分かりますよね。」

木原さん
「はい。分かります」

芦原先生
「こういう感じでずれていると、噛み合わせも悪くなりますから、開けた時にひっかかってスムーズに開かなくなってしまいます。そうすると口を開けた時にカクっとなったり、違和感を感じるんです。」

「では、左を向いて、力を抜いてください。原因は色々ありますが、一番多いのが身体全体のゆがみです。元々アゴとか首とか体全体繋がってますから、どこかが悪くなると全体が悪くなって、アゴも歪んでしまう。それ以外で細かいことを言うと、例えば、噛み癖。片側ばっかりで噛んでいると、筋肉のバランスが悪くなりますから。そうすると左右でバランスが変わった顔になってしまう。普段どちらで噛んでいるか分かります?」

木原さん
「左ですね。今実は歯医者さんに通ってるんですが、右側の歯が痛くて左でしか噛んでないんです。」

芦原先生
「今の状態であれば、左で噛んでいてかまわないんですが、良くなって来たら両方で噛むようにしていただくと良いと思います。」

木原さん
「ガムとか食べるのは良くないですか?」

芦原先生
「できればやめたほうがいいですね。今ズレがありますが、アゴを使うとどんどん悪くなるんですよ。噛み合わせも悪くなるし。無駄に筋肉も付いちゃうんです。だからガム噛んでるとえらが張ってきます。顔も大きくなっちゃいますね。」

木原さん
「えぇー!!やめます!!」

芦原先生
「そうした方がいいかな。はい、では首の矯正を行ないますね。顎を上げて、力を抜いてください。」

※首を軽く引っ張ります。

芦原先生
「大丈夫ですか?」

木原さん
「はい、全然大丈夫です。」

芦原先生
「首が悪いと、顎も悪くなってしまいますから。」
「今から顔の方にタオルを被せてマッサージしていきますので。今これで顎を開けてみて下さい。」

木原さん
「すごい!!開いた!!!」

芦原先生
「そう、それだけでスムーズになっちゃうんです。でもまだ完璧じゃないです。だから首が悪いと顎も悪くなりますが、その逆もありまして、顎が悪いと首に負担がかかっちゃうんですよ。だから首が凝っちゃうんです」

木原さん
「顔、押されるとすごい痛いんですけど」

芦原先生
「すごい痛いですか?押されて痛いってことは、良くないってことですね。やっぱり顎がずれたことによって、この辺にも筋肉が付いてしまってるんです。それに無駄に負荷がかかってるので硬くなっちゃってる。だから押されたときに痛みを感じるんですね。顔は足とかと違って、皮膚も薄いし、筋肉も少ないし。だからよけいに痛みを感じやすいですね。個人差はありますけど。」

木原さん
「うう〜ん、痛いですね(笑)」

芦原先生
「軽くイーってしてみてください。はい、そうです。じゃ軽く口を開けてください。はい、今から頭のところが動きます。」

※頭の枕の部分がガタンといいます

芦原先生
「今動いたのが分かりました?頭のところがちょっと上がる感じだったんですけど、今度は下がります。こんな感じで頭のところが動きますので。はい、軽く口を開けてください。大丈夫ですか?」
木原さん
「はい、大丈夫です」

芦原先生
「左右差について、まだ右の方が出っ張ってますが、最初に比べてこのラインがすっきりしている感じですね。今寝た状態で見ているんですが、後で立った状態で見てもらうと皮膚の重みとかありますから、また変わります。またこのすっきりした感じというのは、顔のむくみが取れただけなんです。血液の流れが滞っていただけなので。ただ、斜めになった様に感じるのは、歪みが取れた証拠です。これが回数を重ねてくると、他も定着していきますから。今まで使っていた筋肉、脂肪が要らなくなりますので、それで小顔の効果ってのも出てきますね。」

STEP6
背骨の矯正へ